歌手・島津亜矢を語る!
今から、約8年程前だったと記憶していますが、当市の隣の町で、演歌歌手島津亜矢さんの歌謡ショーがありました。それを観て以来、すっかり、島津亜矢さんの”とりこ”になってしまいました。もっとも、それより3年くらい前、カラオケ練習用に「一本刀土俵入り」のカセットテープを買っていましたから、お名前は、かなり以前から存じてはおりました。

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 島津亜矢さんを「亜矢姫」と言う!

島津亜矢さんのファンは、彼女を称するに「亜矢姫」と呼ばせて頂いております。そんなにも、かわいいのかという意味だけでなく、「自分達が敬愛して止まない島津亜矢さん!」という意味が、込められているのです。
つまり、「敬い、尊び、そして、愛する島津亜矢さん」という気持を込めて、そのようにお呼びしているのです。
無論、私も「亜矢姫」と呼ばせて頂いております。
ファンとは、そう言うものなのですよ。亜矢姫ファンは、熱烈!です。まず、こういう気持を理解してくださいネ。えっ、理解に苦しむ?そういう方は、NHKの「BS日本のうた」をご覧になれば、お判り頂けると思います。
もっとも、島津亜矢さんは、あれだけの、「王道演歌の輝く期待の星」でありながら、ご本人は、至って気取りのない、気さくなお人柄!大変に親しみの持てる方なので、このホームページに付けてある掲示板「亜矢姫倶楽部」などでは、私も、つい、「亜矢ちゃん」などと、いかにも親しげにお呼びしてしまうこともあります。でも、自分の心の中では、飽くまでも、
<亜矢姫・命!>なのです。但し、このページでは、少々堅苦しく「島津亜矢さん」とか、客観的に「彼女」と呼ばせて頂く場合もありますので、ご了承願います。

亜矢姫は、熊本県鹿本郡植木町のご出身、昭和61年5月21日に「袴をはいた渡り鳥」(詞・星野哲郎、曲・市川昭介)でデビュー、平成4年「島津亜矢の名作歌謡劇場」がスタートし、第1弾「瞼の母」第2弾「一本刀土俵入り」第3弾「関の弥太っペ」から平成18年1月にリリースされた「小春」に至るまで、既に、第14弾28曲を数えます。私は、個人的には、股旅演歌を好みますが、近松物の「おさん」は、彼女の歌手としての非常に優れた才能を、如何なく発揮している作品であると思います。

この「名作歌謡劇場」には、近松門左衛門、井原西鶴、長谷川伸、泉鏡花、菊池寛、川口松太郎などの作品に題材を採った台詞入りの曲が収録されており、「セリフ入りの亜矢ちゃん」とも呼ばれています。確かに「セリフ回し」の巧みさは、まるで役者並みであり、歌手としては、当代随一、右に出る者はいない!と言っていいでしょう。
私は、「名作歌謡劇場」は、島津亜矢さんの原点である!とさえ思っております。

カバー曲にも優れた作品が数多くあり、個人的には、東海林太郎さんの「名月赤城山」、三波春夫さんの「元禄花の兄弟赤垣源蔵」、森進一さんの「襟裳岬」、村田英雄さんの「無法松の一生」、小林旭さんの「熱き心に」、藤山一郎さんの「長崎の鐘」などが好きです。先日、NHKの「BS日本のうた」で、彼女は、森進一さんの「おふくろさん」を熱唱されましたが、あれだけ個性の強い、独特の歌唱をする森進一さんの歌を、まるでご自身の持ち歌のように、お歌いになりました。「襟裳岬」の歌唱と共に、天才歌姫!の面目躍如といったところです。
アルバム「BS日本のうたT・U・V・W」をお聴きになれば、彼女の歌の「巧さ!」と「幅の広さ!」を十分に堪能することが出来ると思います。

また、アルバム「演歌の絆」に収められている、中島みゆきさん作詞・作曲の「紅灯の海」や長渕剛さん作詞・作曲の「人間」などは、彼女の並はずれた才能の一端を示す”絶品”と言っていいでしょう。きっと、「えっ、これが、あの演歌の島津亜矢さん?」と驚かれることでしょう。
こういうジャンルを超えた歌唱の出来る歌手を、他に見出すことは、困難でしょう。
従来、ともすれば、「ド演歌の亜矢ちゃん」とか「ド迫力の亜矢ちゃん」などと評されて来た彼女ですが、それは、彼女のほんの一面を表しているに過ぎないのです。
天性とも言える抜群の歌唱力に恵まれた彼女は、さまざまなジャンルの歌を歌いこなすことが出来る、非常に優れたひとりのエンタテイナーとしての才能を持っているのです。女性歌手としては、稀有な存在です。

衰退の一途をたどる演歌界にあって、従来の、狭い演歌という「枠」を超えた大きな存在に育ってゆくであろうと期待していますし、また、それだけの才能に恵まれた歌手であることは、間違いのないところです。私個人が「期待している」と言ったところで、どうにもなるものではありませんが、音楽関係者の期待を一身に集めているのです。
「演歌期待の星!」と言っていいでしょう。


 演歌の王道を行く天才歌姫!島津亜矢さん!

島津亜矢さんは、NHKの「BS日本のうた」に数多く出演されているので、ご存知の方も多いと思います。「数多く」というより、出演回数は「ダントツの一番」だそうです。
まさに「BSの亜矢ちゃん」とお呼びしたいくらいですし、現に、「BSの女王」と呼ばれています。
ほぼ同じ頃にデビューした坂本冬美さんが、「陽のあたる道」を歩んで来たのに引き換え、島津亜矢さんの場合は、どちらかと言えば、「裏街道」を驀進して来たと言っても良いでしょう。

しかし、ここに来て、今、彼女の天賦の才能は、まさに、
「大輪の花」を咲かせようとしているのです!とにかく、巧い!歌唱力抜群!です。「亜矢・美空ひばりを唄う」「島津亜矢BS日本のうた」「亜矢・三波春夫を唄う」、最新の20周年記念アルバム「大器晩成」などを聴いて頂ければ、その巧さに魅せられ、その迫力に圧倒されるでしょう。

この「20周年記念名曲集・大器晩成」には、比較的古い時期にリリースされ、今では、それが収録されているアルバムを入手することが困難な作品から、最新作「大器晩成」に至るまで、非常に幅広い作品が収録されています。お勧めのアルバムです。勿論、「名作歌謡劇場」の極付「セリフ入り」の作品も収められていますし、今、彼女のファンの間で、非常に評判を呼んでいる「雪待鳥〜絹の章〜」も収録されています。是非、お求めになることをお勧めします。

ところで、人は、しばしば彼女を評して、「実力派演歌歌手」と言います。でも、私は、「本格派演歌歌手」と言って欲しいのです。小手先の技巧にとらわれることなく、真正面から、演歌の真髄に立ち向かって行く彼女の姿には、凄まじさ!すら感じます。彼女は、常に真っ向勝負の歌手です。竹刀より真剣勝負が相応しい歌手です。「本格派の・・・」と形容することが、まさに、「演歌の王道を行く島津亜矢」を適切に評していると思います。

先程申し上げた、平成4年に第1弾「瞼の母」を発表して以来の、彼女の作品群である「島津亜矢の名作歌謡劇場」は島津亜矢さんの、というよりは、演歌界の「至宝」と言って良いでしょう。
繰り返しになりますが、その反面において、彼女は、狭義の「演歌」という枠にこだわらないで、いろいろなジャンルの歌にも挑戦しているのです!ですから、私も、このページのタイトルを「演歌歌手・島津亜矢」とはせず、敢えて、「歌手・島津亜矢」としたのです。

平成15年10月4日、中野サンプラザで開催された、恒例のリサイタル「2003”不動”」を評して、ある演歌系サイトでは、「彼女がもはやジャンル分けの不要な場所に到達していることを強く実感させた」と言っています。わざわざ、東京まで観に行った私も、まさに、言い得て妙である!ということを実感しました。島津亜矢、「テネシー・ワルツを歌う!」、とても信じられません。
平成16年10月8日には、同じく、中野サンプラザで、「リサイタル2004”情炎”」が開催されましたが、ここでは、何と、プレスリーを歌われたのですよ。
平成17年10月21日には、念願のNHKホールで「リサイタル2005”胎動”」が開催され、洋物も数多く歌われました。
必ずや、日本を代表するエンタテイナーとして、もっともっと大きな「存在」になってゆくものと、私は、信じて疑いません。


 股旅物の島津亜矢さんと長谷川伸先生!

「股旅物の亜矢ちゃん」と言われるくらい、彼女は、台詞入りの股旅物演歌を得意中の得意としています。
その原点は、長谷川伸先生の作品に題材を採った「島津亜矢の名作歌謡劇場」第1弾「瞼の母」、第2弾「一本刀土俵入り」、第3弾「関の弥太っぺ」にあると言っていいと思います。
いずれも、平成4年に発売された作品です。
また、翌平成5年にリリースされた、このシリーズ第4弾「お梶」のカップリング曲「沓掛時次郎」も、長谷川伸先生の作品に題材を採った楽曲です。

長谷川伸先生は、明治17年、横浜市の生まれ。8才の時に一家は破産の末に離散、小学校を中退後は、実にさまざまな職業を転々としながら、文学の勉強に励んだそうです。
昭和4年「沓掛時次郎」「関の弥太っぺ」を発表、昭和5年に「瞼の母」、昭和6年に「一本刀土俵入り」を世に出し、いわゆる「股旅物」を創出しました。
先生の、深い人間愛と豊かな人生経験に裏打ちされた股旅物の主役達が織り成す義理人情のドラマは、通俗的ながら、庶民の人情に通じた名作として、現在でも、時を超えて多くの人々に親しまれています。

このペンネーム「長谷川伸」は、本名の長谷川伸次郎から、「次郎」を削り、「長谷川伸」としたものとうかがっています。
もっとも、このお名前が、余程お気に召したようで、戸籍上も「伸」と改名したと言われていますから、「本名」である、と言う方が正確でしょう。

島津亜矢さんは、上記の作品名を、そのまま唄のタイトルにしています。歯切れのよさと威勢のいい啖呵は、亜矢節そのものであると言っていいでしょう。
これらを、シングルCDで入手することは困難な場合には、新作のアルバム「極めつけ 島津亜矢の名作歌謡劇場」など、これらの楽曲が収録されているアルバムをお求めになるのがよいと思います。

平成15年12月17日に発売された2枚組のアルバム「島津亜矢大全集」は、かなり古い時期にリリースされた楽曲も収録されていますから、お薦めのアルバムです。

島津亜矢さんは、NHKの歌番組「BS日本のうた」でも、「一本刀土俵入り」や「瞼の母」、更には、東海林太郎さんの「名月赤城山」を歌唱されていますが、それを聴いて、亜矢ファンになられた方も多いと聞いています。
多分、最近の演歌とは、全く趣を異にする「演歌の真髄」に触れることが出来、感動を憶えたのではないでしょうか!



 「名作歌謡劇場」第11弾「お梅」考!

「名作歌謡劇場」第11弾の「お梅」は、島津亜矢さんの「台詞入り」の歌の中では、いわゆる「女唄」としては、最高傑作の作品であると私は思っています。
この唄は、川口松太郎作「明治一代女」に題材を採った作品です。
川口松太郎先生は、昭和10年に第1回「直木賞」受賞作家として有名な、いわゆる大衆文学の巨匠です。その膨大な作品群には、ただただ驚嘆するばかりです。「鶴八鶴次郎」(これは「名作歌謡劇場」第7弾「お初」のカップリングとしてリリースされています)や「風流深川唄」などの作品で知られています。
私は、新聞の連載小説「新吾十番勝負」を、興味深く読んだ記憶があります。これは東映映画・大川橋蔵主演で、何作か映画化されましたね。

「お梅」は、柳橋きっての美貌を誇った売れっ子芸者であった叶屋お梅の実話(お梅殺しで知られる刑事事件)に基いて、川口先生が「明治一代女」という作品にしたものを、更に作詞家が亜矢さんがお歌いになる「お梅」に脚色したものです。亜矢さんが、「シットリ系」の歌にも優れた才能を持っていることを示す楽曲です。
「明治一代女」それ自体は、新派大悲劇の当り狂言として、花柳章太郎や初代水谷八重子が演じ、新派の代名詞と言って良いほど、有名な演目となっています。

実話としての刑事事件については、古い事件ですから、市販されている判例集には掲載されていないと思います。
もし、詳しくお知りになりたい方は、東京日比谷の国立国会図書館で、訴訟記録を当ってみることをお勧めします。

この「お梅」のシングルCDは、今でも容易に入手可能だと思いますから、是非、お聴きになって下さい。
おそらく、「一本刀土俵入り」は勿論、東海林太郎さんの歌をカバーされた作品「名月赤城山」や三波春夫さんのカバー曲「大利根無情」などとは、やや異なった、シットリとした情緒に溢れた「亜矢世界」にひたることが出来るでしょう。
きっと、あなたを新橋演舞場の世界へと、いざなってくれるに相違ありません。





 島津亜矢さんの元気の源は!

明るく、元気で、働き者の亜矢ちゃん!出身地の熊本県植木町は、全国一のスイカの産地。そして、馬刺しが名物とか。島津亜矢さんも、馬刺しが大好物だそうです。
馬刺しは、牛肉や豚肉に比べ、脂質が非常に少なく、カロリーは、約1/3、美容食、健康食として最適です。
馬肉のタンパク質には、ペプチドと呼ばれる成分が多く含まれ、これは血管を拡張する作用があるので、高血圧の方には降圧効果があるそうです。
グリコーゲンは、牛肉の3倍も含まれています。グリコーゲンは、人間のエネルギーの源です。筋肉は、体内のグリコーゲンを燃焼させて活動します。即効性のあるエネルギーになるため、疲れた身体にピッタリです。
俗に、「馬力」がつくと言いますね。
島津亜矢さんのステージは、パワフルで迫力があるので有名ですが、その秘密は、案外、こんなところから来ているのかも知れません。



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